バングラデシュの最低労働賃金
現在バングラデシュの最低労働賃金は月当たり1800タカ(1800円程度)ています。
日本の最低時給の2、5倍ほど。
日本でわずか2時間半のアルバイトで、バングラデシュの1ヵ月の最低賃金分はもらえると言う訳です。
しかし隆盛極める縫製業では最低賃金の引き上げ要求でたびたび労働者のストライキが起き、現在は月当たり3500円程度で推移しているのではないでしょうか?
大きく賃上げされているとは言え、中国などに比べるとまだまだ世界でも格安な労働賃金です。
その分、技術が乏しく1人あたりの労働達成率はまだまだ低いですが、「労働賃金」と「労働効率」を天秤にかけると、まだまだ「労働効率の上昇」の方がきわめて速く向上しています。
バングラデシュの魅力は、その圧倒なマンパワー。
理想的な人口ピラミッドから見えるように若年層が人口の多くを占める社会です。
技術が無い分、高度な工業系の製造拠点としてはまだまだな部分がありますが、バングラデシュの一部ではそこに挑戦している企業も出始めています。
ビジネスの発展はどの国も全て縫製業から始まってきました。
産業革命のイギリスしかり、日本しかり。
中国もそうでしたし、現在はベトナムなどもそうです。
バングラデシュは今現在、縫製業の隆盛を極めています。
10年後、政治的動向が安定した場合のポテンシャルは極めて高いと思われます。