バングラデシュは一応の民主主義国家
現在バングラデシュでは、40年ほど前の戦争犯罪人を極刑にするかどうかで意見が分かれています。
そのうち、戦争犯罪人をサポートする政党が頻繁にホルタル(ゼネスト)を呼びかけるのに対して、「アンチ・ホルタル」という動きも出ています。
民衆の不平や不満を「ホルタル(ゼネスト)」という形で表すのは一定の理解をしますが、バングラデシュの場合、熱がこもるとかなり熱狂的になり一部では動乱の動きも見られ、交通やビジネス網が阻止されます。
せっかくビジネスの世界で注目され始めたバングラデシュですが、バングラデシュ国内で自ら首を絞めるような状況が続いています。
バングラデシュは日本に比べ、政府側が「制度の理不尽な強行」をすることも多いです。
しかしながら一定の民主主義が根付いていますので、反対派にもしっかり支援者が付いています。
たとえば北朝鮮など「社会主義的集団国家」は「中央」の意見を強行に推し進め、反対派の意見を弾圧することもありますし、中国のような「ほぼ一党独裁国家」の場合、それよりは弱いものの反対派の意見を鎮めることも可能です。
「民主主義は時間がかかる」といいますが、バングラデシュはそれを地でいっているような国家です。
独立後約40年ほど。
さらにそこからようやく半分ほどの年月で「民主主義国家」を目指し動いています。
まだまだ試行錯誤の政治状況ですが、若い力がバングラデシュを変えていくのも時間の問題かもしれません。