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「1分」の概念
バングラデシュだけでなく、海外生活をする上で良く出てくる単語といえば 「ちょっと待って」ですね。 我々外国人に対してベンガル人も最もよく使うのが 「one minute !」かもしれません。 直訳すると「1分待って!」ですが、この言葉は欧米諸国でも使わない訳ではありません。 「wait a minute」や「just a second」など、「秒」や「分」を利用して言い表す表現はあるのですが、バングラデシュのそれは、時間の概念が違うのが特徴です・ 「one minute!」(1分待って!)ですが、決して1分で終わるような事は稀です。 たいていは1分を超える事が多いのですが、そこが時間概念のはっきりした日本人との文化のギャップと言わざるを得ません。 日本とバングラデシュ、ビジネスをする上で最も大きなギャップは、この「時間の概念」かもしれません。
オールドダッカ? ニューダッカ?
観光資源の乏しいバングラデシュですが、首都ダッカ市内の観光地として「オールドダッカ」という名称を目にする事ができます。 インドの「デリー」と「ニューデリー」との関係に共通することなのかもしれませんが、「オールドダッカ」という名称はあくまで「ダッカの旧市街地」の地域名称です。 おなじく「ニューデリー」も「首都デリー市内の官公庁が集まっている地域名称」であって、「インドの首都ニューデリー」というと「日本の首都 永田町」と言っているのに近いのかもしれません。 さて、話はそれましたが「オールド・ダッカ」 昔ながらの狭苦しい道と強烈な人の行き交いが日本とのカルチャーギャップを表現するのに分かりやすい理由から観光エリアの一つに挙げられますが、では対して「ニューダッカ」というエリアは存在するのでしょうか? 答えは人に依りますが、日常的には「ニューダッカ」という表現はしないようですが、このような表現をしたときに想像できる地域として、外国人居住地のイメージが多いグルシャン地区・ボナニ地区・バリダラ地区・ウットラ地区というのが挙がるようです。 このニューダッカでさえ、都会を見慣れている日本人にとっては大したエリアではありませんが、オールドダッカと対象に見ると面白い地域なのかもしれません。
ダッカの地域別休日
世界最高の渋滞地域といわれるバングラデシュの首都ダッカ。 政府も頭を抱え、あれこれと施策を考えますがなかなか解消の決定策は見られません。 ダッカ訪問者の中で、もっとも影響があるのが「地域別の休日制度」でしょう。 「少しでも渋滞を解消したい」という状況の中で打ち出されたこの政策、ダッカを7つの地域に分けて、その中で活動するお店やショッピング・アーケードなど商業施設がお休みになります。 少し地図が見にくいかもしれませんが、地図番号に沿い説明すると・・・ ゾーン1 金曜全休および土曜半休 ゾーン2 日曜全休および月曜半休 ゾーン3 木曜全休および金曜半休 ゾーン4 火曜全休および水曜半休 ゾーン5 木曜全休および金曜半休 ゾーン6 日曜全休および月曜半休 ゾーン7 水曜全休および木曜半休 という感じです。 細かいところはまた後日触れますが、この日は該当地域の商店などが閉まっていますので注意してください。
バングラデシュの市場
バングラデシュで生活する上での最大の関心事、食事ですが私達が、それにかかせないのが調達です。 首都ダッカにはだんだんと西洋式のスーパーマーケット、いわゆる顧客が棚から自分の好きなモノをカゴに入れてレジに向かい、そこで表示価格の商品を購入する、というものも増えていますが、やはりメインになるのは「バザール」と呼ばれる市場での調達です。 写真のようにきれいに積まれた野菜の中から「キロ単位」もしくは「個数単位」で交渉し購入します。 なぜ、スーパーでなくこのような市場で購入するか? 実はこちらのほうがスーパーより安価でしかも新鮮というイメージがあります。 もちろん、買い手にも「見る目」が必要ですが・・・。 日本のような「一年中決まった品質のモノが食べられる」と言う事はこの国にはありません。 季節によっておいしい食材や、豊富な食材が変わってきます。 大まかに言うと「乾季」と呼ばれる時期には野菜が、「雨季」と呼ばれる暑い時期には「果物」が豊富です。 バングラデシュでの生活は、食材の調達だけでも季節の移り変わりを感じる事ができます。
バングラデシュの新年です。
「ポヘラ・ボイシャック」 昨日4月14日はバングラデシュ暦の新年です。 「ポヘラ」はベンガル語で「最初」を意味し、「ボイシャック」は「ベンガル暦の最初の月」を表すそうです。 バングラデシュのみならず、海外のバングラデシュ・コミュニティではみんなが祝うセレモニーです。 ダッカの街も昨日はお祭り気分。 公園に行けばフェイス・ペインティング屋がいたり、国旗や国旗が描かれた鉢巻きのようなモノが販売されています。 日本では最近クリスマスイヴに始まる「祝日の前日のほうが盛大」というような雰囲気もありますが、こちらではしっかり記念日当日の夜のセレモニーが中心です。 市の中心部である「モティジール地区」や「ラムナ公園」近くでは盛大なコンサートなどが行われたそうで、当日の陽気も相まってすばらしい日になりました。 ベンガル人は今日を境にまた気分を新たに1年を迎えます。
三輪タクシー
交通渋滞の激しいダッカ市内。 バングラデシュの象徴「リキシャ」と共に車の波を縫って進むのが写真の3輪タクシー「CNG」です。 CNGとは「圧縮天然ガス」の意味。 正式名称ではないと思いますが、このCNGエネルギーで走るこの3輪タクシーをCNGと呼びます。 かなり高速で走り、なれない方には怖さがある乗り物だと思いますが、どこかしこに走っていて非常に便利な乗り物でもあります。 金額はメーターが付いているものの乗車前の交渉制。 ダッカ市内の主要な場所でしたら200タカ(200円)以上は払うことのないような金額で交渉できれば最善でしょう。