バングラデシュのホテル事情
最近いくつか問い合わせを受けます。
例えば首都ダッカであると、その特徴的な部分は、「貧困国にも関わらず、手頃な値段でそれなりの設備のホテルが少ない」という事です。
バングラデシュの物価や、人件費が安い中で「ホテルも同様に安いのではないか?」
例えば「3000円もあればバングラデシュの設備のしっかりとしたホテルに泊まれるのではないか?」
というイメージもあるとは思いますが、首都ダッカに限ってはこれが意外と難しいラインです。
隣国インドと違い、観光資源に乏しいバングラデシュは「企業関係やビジネス関係」以外で比較的外国人が訪れる機会が少ないです。
また国内旅行をするバングラデシュ人自体も、旅行時には友人や親せきなどの家に宿泊する機会も多く、自ずとホテル自体の需要が少ない情況になります。
そうなると出てくるのがホテルの2極化。
「とても安いホテル」と「とても高いホテル」です。
例えばバングラデシュでもバックパッカーのような人たちが泊まれる「ウン百円」程度の宿は市内南部に多数存在します。
これこそ現地価格にあったモノなのでしょう。
しかしビジネス目的で来られた日本人ではちょっと泊まるのに足を留めてしまうレベルです。
そして一気に「値段の高いホテル」
たとえば各種コンベンションや会議、式典に使われるようなホテルに飛んで行ってしまいます。
名前をあげれば「ショナルガオンホテル」「ルポシ・バングラホテル」「ウェスティンホテル」「ラディソンホテル」などです。
このレベルのホテルになると1泊ウン万円と言う事もありますが、他国での同価格のホテルと比べ大分見劣りします。
例えば一泊3000円~5000円あたりで満足するホテルが十分あればそれは素晴らしい事なのですが、なかなかそのラインがありません。
最近は段々とバングラデシュが注目され、外国人の入国が多くなってきているとはいえ、まだまだ中堅価格のホテルが少ないのが現状です。
これから先、ホテル業界はどうなっていくかは見ものですが、なかなか乱立までの状況にはならなと考えます。
当機構のビジネス会員さまがバングラデシュ来訪時には、その中である程度妥協ができるいくつかのホテルを値段と共に「主観を交え」ご紹介させて頂きます。
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※ダッカ以外のリゾート都市では、3000~5000円ほどで比較的綺麗なホテルがある場合があります。