ダッカ(シャージャラル)国際空港でストライキ
現在バングラデシュのフラッグシップであるビーマン・バングラデシュ航空の地上スタッフによるストライキが発生していまして、ダッカ(シャージャラル)国際空港は混乱を極めているようです。
多くの便が遅延され、乗客やそれを迎える親戚・縁者などでごった返しているそうです。
バングラデシュのフラッグシップであるビーマン・バングラデシュ航空はかつて日本にも直行便を出していた航空会社であり、その格安運賃は昔からバックパッカーを中心に人気を博した航空会社です。
現在はLCC路線の増加もあり、日本ではそこまでフューチャーされませんが現在でもバングラデシュでは中心路線の一つです。
しかしながらこのようなたびたび起こる遅延やストライキなど乗客の責任範囲外で起こるトラブルも多く、バングラデシュ人でもあまり好んでいない人もいるようです。
バングラデシュ国内にはビーマン・バングラデシュ航空以外にリージェント航空、GMG航空、ユナイテッド航空、ノボエアーという民間航空会社が運航しています。
いくつかは近距離ですが国際線も運航していまして、バングラデシュで働く日本人もビーマン・バングラデシュ航空よりこちらの航空会社を選択する方達も多くなっています。
日本でもJALの経営不振が騒がれ、その一端として強力な労働組合の存在がクローズアップされました。
旧国営企業にありがちな話ですが、労働環境改善意識の高まるバングラデシュでもやはり同じような事でしょう。
労働者が結託して自らの権利を主張するのは、経営者の圧政に対しての対抗策としてあるべき姿です。
しかしその一方で顧客の存在が置き去りにされているのも忘れてはなりません。
企業にとって神様であるはずなのは、まず第一に愛顧して頂ける「お客様」
この存在を無視した上での行動は、いつか大きなしっぺ返しを食らいます。
現在ビーマン・バングラデシュ航空はバングラデシュ人の中でも、不満の声が上がる事がちらほらです。
是非とも襟を正して、真摯に顧客と向き合うサービスが実現する事を望みます。