バングラデシュでの「下請け」「仕入れ」「製造」「外注」先を紹介します。
バングラデシュで適切な仕入れが可能な「下請け」「製造先」「アウトソーシング(外注)」を依頼できる工場は、そう多くはありません。
その原因の一つは「クオリティ(品質管理)」と「価格」です。
今回は「クオリティ(品質管理)」について話してみたいと思います。
さて「クオリティ(品質管理)」については、なんとなくイメージがつきやすいと思います。
日本は世界でもまれにみる「品質重視」の国だからです。
本当に細かい点まで注意が行き届くような商品を製作しないと突き返されるのが日本のレベルであり、またそれが当然になってきています。
そのためバングラデシュに外注を行う日本企業では、実務を行う工場はバングラデシュ資本の工場であっても、第三者である検品機関は「日本人管理の検品会社」を求める傾向が多いです。
現在、バングラデシュには日本のクオリティを満足できる工場も確かに存在します。
しかし日本側の発注量は、欧米諸国の発注量と比べ格段に少ないため、現在すでに「ある程度のクオリティの商品を製作できる工場」は、なかなか日本の発注量では関心を示してきません。
例えば、衣料品2000枚の見積もりを頼んだとする。
それについて大きな工場では「これはサンプル依頼という事でしょうか?」という返事になります。
大手工場がそのような状態であれば、日本企業はどうしても中堅どころの工場に発注依頼となりますが、そこでは大手工場に比べ品質の担保はありません。
「品質世界一の日本」と、「発注量の少ない日本」
ここで様々なギャップが存在してくることになります。
では、どうしたらこの事態を解決に結びつけるか?
一番良いのは、「中堅工場を自分たち仕様に工場を育てていく」という事です。
バングラデシュの工場にしっかり根を張り、バングラデシュの工場と共になって汗をかき商品を製作していく、これが成功への確実な一歩になります。
現在、日本向けの製品製作工場である程度成功しているのは、どの工場もしっかり日本人が入り込んで技術指導をし、汗をかいている工場になります。
そのように手間暇をかけて育て上げた工場は、そう簡単に他社の製品を作ってくれるわけではありません。
そして一番重要になるのは
「自分たちもレベルアップしたい」という熱い気持ちを持った工場をパートナーにする事です。
私たちは、このようなバングラデシュでのパートナー探しも協力していきます。
また検品会社の紹介もしております。
向上心のある工場は、かならず見つかります。