バングラデシュでの蚊による病気媒介
バングラデシュに滞在、または出張に来られる方も非常に気になるのが「病気」だと思います。
一体どういった予防接種が必要なのか?
かなり劣悪な環境ではないのか?
見えない世界の事だけに、かなり慎重になる方も多いと思われます。
もっとも気になると思われるのが、食べモノによる「腹痛」と「蚊による病気の媒介」。
今回は「蚊による病気の媒介」の話をしましょう。
当地の「蚊」はデング熱やマラリアを媒介すると言われます。
身の回りでのマラリア感染者はあまり聞きませんが、「デング熱」に関してはかなりの感染を耳にします。
デング熱にかかると40度近い高熱を発し、身体に赤い斑点ができるのが特徴と言われています。
ただし自然治癒することも多いので、あまり神経質にならない方が良いかとは思います。
もちろん何度もデング熱におかされると危険ですので、こればかりは個人の気を付け方かもしれません。
旅行誌では「なるべく蚊に刺されないようにしましょう」という文言がありますが、バングラデシュの乾季と言われる時期には蚊の大量発生の為、「まったく刺されない」というのはほぼ奇跡に近い事なだと思われます。
衛生状況の悪さ、下水、汚水設備のインフラ設備が整っていないためボウフラも湧きやすく、どうしても蚊も多くなってきます。
やはり出かける際はなるべく肌の露出を避けた服装で出かけるのが良いと思われます。
そして蚊に刺されないための「虫よけ」です。
デング熱を媒介する蚊は比較的、「昼間」に飛んでいる蚊が多いと言われます。
当地にはそこら中に現地の薬局がありますが、そこで販売されている虫よけクリーム「ODOMOS」はなかなか効果を発揮してくれます。
大きさもいくつかありますが、最も大きいものでも150円程度。
バングラデシュの短期滞在でも購入して良いものかもしれません。
クリーム自体の匂いもそこまで不快でないので、わざわざ日本から虫よけを持ってくるよりは楽だと思われます。
ただし「かゆみ止め」に関しては日本の製品の優秀さにはかないません。
かゆみ止めは日本から携帯するのをお勧めします。
そして夜間ですが、就寝時の「蚊帳」です。
ホテル滞在などでも、ホテルによっては蚊帳が用意されている所もあります。
そういう場合はできるだけ「蚊帳」の使用を要求しましょう。
日本で生まれた「蚊帳」ですが、現地でも大きな威力を発揮してくれます。
衛生状態の良い日本にいると、後進国のこのような側面はかなり気になる所だと思います。
しかしあまり気にしすぎると、滞在自体の目的を発揮できないことになってしまいます。
できるだけ、「予防」「予防」が求められます。