バングラデシュでは自転車製造および輸出産業が成長しています。
バングラデシュの大手財閥グループ「メグナ・グループ」が自転車のファイバーフレームを、国内生産できる為の工場を500万ドルかけて立ち上げるそうです。
「メグナ・グループ」はカーボンフレーム製作技術に置いて台湾の大手「ADKテクノロジー社」の協力を得る予定との事です。
バングラデシュでは、「衣料品事業」を筆頭に「ジュート製品」「革産業」「冷凍食品」が日本向けに大きく輸出されてきました。
今後は豊富な人材資源を基に「IT関係」も徐々に日本で脚光を浴びてくるでしょう。
また日本では知られていませんが「製薬産業」もバングラデシュの花形産業の一つです。
日本ではまだまだ、医療品輸入に関してハードルが高いため「バングラデシュ=製薬」というイメージがないかも知れませんが、多くの国に輸出しています。
今回の「バングラデシュでの自転車製造・輸出」というのは同じく、最近になってグイグイと成長を見せている業界かもしれません。
現在、バングラデシュで製造された自転車は「EU圏」に対して「無関税」で輸出できることもあり、多くのバングラデシュの自転車がEU圏で走っています。
バングラデシュでは昨年度ベースでの輸出総額で1億1300万ドルの輸出実績があり、ここ最近では順調に7%強の成長を見せています。
今まではアルミニウム製フレームの自転車製造が主流を占めてきましたが、今回「メグナ・グループ」は台湾企業の技術協力を得て、高価だけれども品質価値の高い「カーボン・ファイバーフレームの自転車」に取り掛かるようです。
もともと豊富な人材資源に恵まれてきたバングラデシュ
今後も様々な業種での活躍が見れそうな話です。