バングラデシュのカントリーリスク
カントリーリスク
聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
外国企業が、別の国に進出する時に考慮すべきリスクです。
たとえば「チャイナリスク」
先日のように大規模な反日デモの起こる可能性があるのが「チャイナリスク」であり、また知的財産権の保全にかんしてもリスクの内に入るでしょう。
本日のニュースでは、日本企業は「チャイナリスクを考慮しても、中国市場は魅力的」という見解を出し、ユニクロを初めとする小売業の進出が止まりません。
たしかに反日デモなどのリスクはありますが、中国では意外に日本の製品は好意的に受け取られている、やはりそこには市場があるという事でしょう。
中国だけではありません。
日本企業にとっては他の国でもしっかりリスクは存在します。
訴訟社会のアメリカ・リスク
公務員の腐敗化、政商の暗躍のあるロシア・リスク
司法が政治に左右されやすく、首都が北朝鮮に近いコリア・リスク
どの国をみてもリスクは存在します。
さて、バングラデシュでいうカントリーリスクというのはどういったものでしょうか?
やはり一番大きいのは、「政治状況の不安定さ」という事と「渋滞を含めた遅延」でしょう・
とくに今年は5年に1度の選挙年という事もあり、ホルタルと呼ばれる全国的なゼネストも頻発、それに加え、普段でもうんざりするような街中の渋滞も、通常業務日に集中しなかなか思うように進まないのが現状です。
今年の選挙が終われば、何かしら事態は改善すると思われますが、やはりバングラデシュにおける最大のカントリーリスクは上記のものでしょう。
どの国と商売するにもなにかしらリスクは存在します。
それをどのように収支計算に入れるかも問題になるでしょうね。