バングラデシュの国営航空会社、ビーマン・バングラデシュ航空が大きく変わる!?
ビーマン・バングラデシュ航空といえば、日本との直行便もあったのも今は昔。
日本での知名度といえば、現在はその安価な運賃に、南アジアを周遊するバックパッカーのみに、人気の知る人ぞ知る、という存在です。
安価な運賃と引き換えに、遅延や欠航が相当な割合で起こるため、ビジネス顧客は避ける傾向にあり「信頼性の薄い航空会社」というイメージが拭い去れないできました。
そこで大きく舵を切り、ビーマン・バングラデシュ社は初の外国人ケビン・スティール社長を得、改善を図ってきました。
ケビン氏が取り組んだのはまず「定刻通りの出発」
昨年の4月時には27%しかなかった「定刻離陸」
ケビン社長の下で、その割合は41%に改善したそうです。
すべてが「オン・タイム」の国、日本人とっては41%への改善といえど対して信頼性が回復したまで言えないと思いますが、これは今までの状況を考えるとかなりの努力が見られます。
私共のようにバングラデシュ国内で活動するビジネス顧客にとっては、航空会社の選択肢が増えることはかなりの朗報です。
日本でもナショナル・フラッグである「JAL」が京セラの稲盛会長の下で再生を果たしました。
(もちろんそのために多方面からのかなりの援助はありましたが・・・)
すべての会社が一人の経営者の力で改善するとは思いませんが、やはり大会社であってもトップダウンでの指示命令系統が可能な「トップの交代」というのは大きなものです。
これからどのようにビーマン・バングラデシュ航空が変わっていくかはわかりません。
ただ「良い方向に向かっている」という実感は出てきているようです。