バングラデシュの病院
バングラデシュに訪れる、または駐在される方にとって重要なのはいざとなった時の「病院」です。
後進国、発展途上国のイメージが強いバングラデシュですが、我々日本人が比較的安心して訪れる事のできるレベルの病院も首都ダッカには存在します。
大きな病院からいくつか名前を上げるとインドのグループ病院である「アポロ病院」、バングラデシュの病院である「ユナイテッド病院」「スクエア病院」などです。
写真は「アポロ病院」ですが、ユナイテッド病院やスクエア病院も同じように立派な外観を誇っています。
バングラデシュでも比較的富裕層が訪れる病院ですので、設備もしっかりしていますしほとんどの事はこの病院ですんでしまいます。
さすがに日本語は通じないですが、比較的に簡単な英語でも十分問題なく会話する事が出来ます。
どの病院も手順はだいたい同じ。
最初にホームページや電話などで希望の科とドクターを選択します。
アポロ病院などはホームページ上のフォーマットで希望時間などもいくつか選択して記入できるので便利です。
自分の科が分からない場合はインフォメーションに電話をして症状を伝え、適切な科を選択してください。
フォーマットの記入が終われば、しばらくすると病院から連絡が入り予約時間が確定します。
その後、診療時間に病院に行きそれぞれの科へ。
それぞれの科のインフォメーションに支払窓口があるので、そこで診療費の先払いです。
だいたい日本円で無保険で初診料1000円前後、その後は500~600円前後です。
日本人には大したことはありませんが、この国では相当な額です。
そして診療を受け、医師の指示を仰ぎます。
血液検査なら血液検査の金額を払いレシートを受け取り、血液検査場へ。
レントゲンならレントゲン検査費用を支払いレシートを受け取り、レントゲン室へ。
ここで気づかれたと思いますが、すべて「先払い」です。
日本の病院が「診療費の徴収」に意外と苦労していますが、先払いだと病院側も安心ですね。
全てが終われば、次の予約をインフォメーションでとり帰宅。
そこまで難しい手順ではありません。
やはり医療用語は若干慣れないモノがあるので、病名など重要な事は辞書を持っていくか、あらかじめメモしておいた方が良いでしょう。
日本で海外駐在保険などを取られてくる方は、年間15万~20数万円の保険料でしょう。
慣れてこれば、無保険診療でも年間15万~20数万円まで診療費が行く事はなかなかなく、金額としては大したものではありません。
もちろん無保険で来た方が良いですよ、というお勧めをしている訳でなくこれはあくまで自己判断によるものです。
重篤な怪我や病気の場合は、もちろんバングラデシュでも相当な金額はかかるでしょうし、シンガポールなどの医療の進んだ国にわざわざ検査しに行く方もいらっしゃいます。
とりあえず、バングラデシュにもある程度のレベルの病院は存在するのだ、という事をお話しさせて頂きました。