パドマ橋について
バングラデシュのニュースの中でよく話題に上がるのが「パドマ橋建設」についてです。
話題の中心は「建設資金の融資」ですが、先日は世界銀行から「政府内汚職の解消不足」と指摘を受け、資金提供に待ったがかかっていまっす。
それとともにマレーシアやカタールなど様々な国からの資金援助の話もあります。
さて、そのパドマ橋の建設意図です。
バングラデシュはパドマ、ジャムナ、メグナの3大川を含め大小の川によって国土が分断され「物流」に影響が出ています。
そのうちパドマ橋はダッカの南西部に位置する予定で、その建設によりバングラデシュの首都ダッカと南部地域の物流を容易にさせます。
現在はフェリーを使い5時間から数日かかるバングラデシュ南部との物流を、このパドマ橋の建設による物流迅速化により南部地域の発展にもつなげようと言う意図です。
日本と違いまだまだバングラデシュはインフラ整備に遅れがあります。
バングラデシュ投資に一歩足が出にくいのも、この物流の遅延があると思われます。
本来ならすぐにでもとりかかりたいところが、お金がない。
そこで海外からの援助に頼るしかない状況です。
ビジネスマンは、早期の建設資金確保を期待しますがいろいろ駆け引きも生じています。
見守るしかないでしょう。