南アジア独特の数値のケタ区切り
「Lac(ラック)」や「Crore(クロール)」 何の事かわかりますでしょうか?
実はこれらは南アジア独特の数値の「桁区切り」単位です。
「1 ラック」は「10万」 「1クロール」は「1千万」を表します。
英語のお金のケタ区切りは、だいたい3ケタ区切りです。
1000で「サウザント」、1,000,000で「ミリオン」、1,000,000,000で「ビリオン」、1,000,000,000,000で「トリリオン」という単位ですね。
日本は4ケタ区切りですが、表記は欧米式の3ケタ区切りなのは日本で商売されている方の中ではご存知の通りです。
しかしバングラデシュやインドでは、この「ラック」や「クロール」を用いて2ケタ区切りになります。 さらに戸惑う事がもう一つ。
1000までの単位は、欧米式と一緒の区切りなのです。
具体的に説明すると 「1000」までは普通。
これが10万になると1,00,000となり「1ラック」 1000万になると1,00,00,000となり「1クロール」と呼びます。
さらに1,00,00,00,000となると「1ハンドレッド・クロール」です。
結局、一番末尾だけ3ケタ区切り、そこから先は2ケタ区切り表記になると行く事です。
詳しい事はこちらを見て下さい。
生活をする上では馴染みのないこれらの呼び方。 しかし商売上では必須の呼び方ですので、南アジアでビジネスをされる方は是非覚えて頂きたいものです。