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犠牲祭が終わりました。

イード・ムバラク(Eid Mubarak)

イード(祝祭)明けの挨拶です。

「ムバラク」というのは「祝福」を意味し、文字通り「イードおめでとう」という感覚です。

他のイスラム諸国と同じようにバングラデシュでも10月27日に「イード・ウル・アズハー(イード・アル・アドハー)」「コルバニ・イード」と呼ばれる大きな祝祭がとり行われました。

バングラデシュの会社では本日くらいからようやく再開になると思われます。

だんだんと会社間の連絡も取れるようになり、「ようやくか」という感じです。

 

さて、このイード

「犠牲祭」」とも言われるイード(祝祭)で、文字通り「牛」や「羊」を神への捧げものとされます。

バングラデシュでは大体、屠殺はその家の前で行い、家族一同見守る事が多いです。

イードの2~3日前に「牛」や「羊」が調達されます。

購入後の道中では「いくらだった?」「その牛はいくらだ?」というような会話が飛び交い、牛を連れているそのその一家のお手伝いさんらしき人も「〇〇〇タカだ!」と誇らしげに答えます。

当日は朝から屠殺が始まります。

お手伝いさんも含め、みんなで牛を押さえつけ神への祈りの言葉と共に一気に首にナイフを入れます

その後は家族総出で牛の解体。

そして伝統的にいえば、その3分の1は「自分の家庭分」、その3分の1は「親戚・縁者」、その3分の1は「貧しい人」に分けて食べられるのが習慣です。

食卓に並べられた後、このように食事ができる事に感謝しみんなで食事を共にします。

 

日本人にはなかなか慣れない習慣ですが、宗教的に重要な儀式であるため、ただ単に「残酷だ」という見方だけでは捉えられません。

私たちが普段口にしている牛肉や豚肉も、見えないところで同じように屠殺されているからです。

しかし子供のころからこの光景を見ている子供たちにとっては、「どうやって牛や羊などが自分の口の中に入るのか?」自然の摂理や、生命感を考えるのには残酷だけれども良い機会かも知れません。

さて、ビジネスはこれからまた本格的に始まります。

 

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