5月28日現在、バングラデシュにおける現段階のコロナ関連状況
2020年5月28日
2020年明けそうそうから世界中を順番に席巻した「新型コロナウィルス蔓延」
2020年5月28日現在、日本では全国での「非常事態宣言」が解除され、「第二波」の襲来には予断を許さない状況は続いていますが、その「第一波」と呼ばれる状況の収束が見えています。
バングラデシュの状況はどうでしょうか?
新聞発表によりますと5月27日午後6時現在の発表で
- 感染者 38,292名 (日本は16,651名)
- 回復者 7,925名 (日本は13,973名)
- 死者 545名(日本は858名)
という状況です。
この状況を見る限り日本との比較ですが、現在バングラデシュは新型コロナウィルス罹患者は多いものの「回復者」が少ないため、現在医療施設での治療はかなり切迫している可能性があります(もちろんすべての罹患者が入院されているとは限りません)。
5月27日の報道で、ダッカ市内の外国人居住区にある有名なユナイテッド病院のコロナ関連隔離施設で大きな火事があり、5名の死亡者も出ているようです。
「よりによって、こんな時に」と思うところも大きいですが、当地での医療従事者の健闘を応援したいと思います。
その他に関してですが、政府は現在バングラデシュで行われている「公共交通シャットダウン」に関して、「基本的には新たな指示が出てくるまでそのシャットダウンは継続されるが、現段階では5月30日をもって限定的な解除の方針である」との事です(公共道路、鉄道、海運等)。
同時に「シャットダウン解除後」も、6月15日まではあくまで様子を見ながらの再開、という状況のようです。
航空に関しても、一応の5月30日をもって限定的な解除の方針ですが、厳密なガイドラインが設けられるようです。
公的および私的企業もシャットダウン解除後は再開されますが、高齢従事者や妊婦等は出勤を制限との事です。
加えてショッピングモールや市場は午後4時までの営業を指示されています。
教育関連等は6月15日まで閉鎖するようです。
人々の移動規制に関しては今後も午後6:00~午前8:00までは制限されるとの事です。