Monthly Archives: August 2012
バングラデシュビジネスで最初に想定する事。
バングラデシュでのビジネスの肝と言われるところはどこでしょう? やはりバングラデシュの圧倒的な人的資源が多いと思います。 現在インフレ化でバングラデシュでも人権費が上がっていますが、それでも他国と比べると「人的費用に関してビジネス懸念は少ない」と言わざるを得ないでしょう。 かといって安い費用で、それなりの労働力なのか?と言ったら違います。 先進国からの新しい技術さえ入り込めば、大きな戦力になるには間違いない潜在能力を有しています。 まずバングラデシュでのビジネス展開を考える時「人的資源をどのように効果的に利用するか」がスタートでしょう。
インドは次期議会選挙での政党BNPによる政権奪還を懸念
8月30日 インドの新聞は、次期総選挙でカレダ・ジア総裁率いる政党BNPが政権復帰があり得るとして、それと共に「反インド的な力」が働く事を警戒しています。
ムハマド・ユヌス氏
バングラデシュが誇るノーベル賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏です。 2006年にユヌス氏がノーベル平和賞を受けたことで「バングラデシュ」という国が一時期世界の注目を集めました。 ユヌス氏の受賞理由は「マイクロクレジットの創設」です。 簡単に説明すると「マイクロクレジット」とは、担保が確保できないなどの理由で、通常の金融機関では融資を受けられないほどの貧困層に小額の融資を貸付け、商売する機会を与えさせ貧困層から脱出させる事に成功した画期的な事業と言われています。 しかし問題なのはその貸付金の返還。 そんな貧困層に融資を行い、ちゃんと返済があるのかというと90%近い返済率を誇ると言うのです。 これは借りる方達もグループでの融資を受け、返済もグループでの連帯責任が問われます。 これが特徴と言われていますが、こんな事で返済率が高まるのか?と言うと他にもあるようです。 ユヌス氏の長年の研究から「女性の返済率は高く、貸し倒れ損失が生まれにくい」という確信により、女性グループを中心とした貸付になっています。 また「女性はその収入を、家族の為に使う事が多い」という事も研究で得ていたようで、それにより家族の収入向上と共に、家族内での女性の地位向上も生まれました。 この貸付方法は成功をおさめ、一程度の家庭の貧困からの脱出が認められ、現在では多くの国や機関で同等のマイクロ・クレジットが行われています。 もちろん良い事も生まれますが、悪い事も生まれます。 マイクロクレジットの普及と共に様々な期間が行ってきましたが、「返済率が高い」といってもやはり返済に困窮している所もあります。 返済遅延はグループ全体での責任ですから、気に病んで自殺してしまう家庭も他国では出てきました。 またユヌス氏自身の事です。 ノーベル賞受賞と共に、いわゆる「国の英雄」となったモハマド・ユヌス氏は、現政権を含む全ての政治家の「目の上のたんこぶ」という存在になっています。 国民から高い支持を得ているユヌス氏と、何時まで経っても子供じみた政権維持・奪取を計るバングラデシュの政治家。 こんな恨みを買うのはお門違いだと思いますが、それがこの国の現実です。 「すべての障害が取り払われ成功を収める」と言う事はどんな事業でも難しい事であれ、すこしでもそれに近づくような未来が待っていると良いのですが。
パドマ橋について
バングラデシュのニュースの中でよく話題に上がるのが「パドマ橋建設」についてです。 話題の中心は「建設資金の融資」ですが、先日は世界銀行から「政府内汚職の解消不足」と指摘を受け、資金提供に待ったがかかっていまっす。 それとともにマレーシアやカタールなど様々な国からの資金援助の話もあります。 さて、そのパドマ橋の建設意図です。 バングラデシュはパドマ、ジャムナ、メグナの3大川を含め大小の川によって国土が分断され「物流」に影響が出ています。 そのうちパドマ橋はダッカの南西部に位置する予定で、その建設によりバングラデシュの首都ダッカと南部地域の物流を容易にさせます。 現在はフェリーを使い5時間から数日かかるバングラデシュ南部との物流を、このパドマ橋の建設による物流迅速化により南部地域の発展にもつなげようと言う意図です。 日本と違いまだまだバングラデシュはインフラ整備に遅れがあります。 バングラデシュ投資に一歩足が出にくいのも、この物流の遅延があると思われます。 本来ならすぐにでもとりかかりたいところが、お金がない。 そこで海外からの援助に頼るしかない状況です。 ビジネスマンは、早期の建設資金確保を期待しますがいろいろ駆け引きも生じています。 見守るしかないでしょう。
マレーシアがパドマ橋建設について最終提案
8月28日 世界銀行の返答を待つ中で、マレーシアがバングラデシュのパドマ橋建設に関しての最終提案を月曜に提出してきました。
イード明けの交通渋滞
イード休みが終わり、バングラデシュにも通常業務が戻ってきました。 しかし未だそこまで通常業務が戻っていないのか、一般道ではダッカ名物の「交通渋滞」がさほど起こっていません。 これはイード明けのあいさつ回りや、いわゆる休み明けによる緩慢な職場環境から来るものでしょう。 バングラデシュの渋滞に関しては様々な所で議論されているので、ここで言うまでもないですが、外国人に言わせると異口同音にいうのが「交通ルールの順守無視」です。 もちろん道路事情や信号整備などのインフラ環境は最もですが、それがすぐに解決するわけではありません。 やはり「交通ルールの順守」、そして何より「譲り合いの精神」の普及により、すくなからず今の現状は打破できると考える人が多いです。 今はイード明けにより市内の移動が比較的な楽ですが、もうすぐいつもの日々が訪れます。 タフな移動に明けくれる毎日が始まります。
アメリカ在住バングラデシュ人が銃乱射事件の被害者に。
8月27日 アメリカのコネチカット州イーストファートフォードの食品売り場でバングラデシュ人が銃乱射事件の被害者になってしまいました。
パドマ橋建設資金調達は最終局面に。
8月26日 パドマ橋建設資金調達は最終局面になると、バングラデシュのムヒト蔵相は話しました。