Monthly Archives: August 2012
イード・ウル・フィトル、始まる
バングラデシュを始め、世界12億人ともいわれるイスラム教徒は断食期間を終え「イード・ウル・フィトル(断食明けの祝日)を迎えました。 日本ではお盆や新年の帰省ラッシュがありましたが、イスラム教徒は世界各国をまたにかけて存在しますので、今世界の3分の1の人々は祝宴が催されている、という事です。 なかなか日本ではこのような動きの報道が少ないため気がつきにくいですが、改めてイスラム教徒の人口の多さを感じさせます。 町を歩くと、あたらしい服を着た人々が「抱擁」を交わしています。
断食明けの祝日(イード)は月曜から。
8月19日 バングラデシュのイスラム教徒は、土曜日の「月」が見えなかったことから、明日月曜から「断食明けの祝日(イード・ウルフィトル)」を祝う事になりました。
世界最大の宮殿
イスラム教国は決して中東だけではありません。 バングラデシュはもとより、マレーシアやインドネシアなどの東南アジアもイスラム教国である事が多いです。 観光名所として名高い「バリ島」も明確に言うとインドネシアに属するためイスラム教です。 さてその東南アジアのイスラム教国の一つ「ブルネイ」ですが、王族の絢爛豪華さは聞き及んだ事もある方も多いと思います。 実はこの王族の宮殿は、世界の宮殿と呼ばれる建物、たとえば「中国の紫禁城」や「イギリスのバッキンガム宮殿」、「フランスのヴェルサイユ宮殿」などと比べて世界最大の大きさと言われています。 名前は「イスタナ・ヌルル・イマン」と呼ばれ、王族の宮殿であるのと同時に政府の執務もここで行われると言う事。 日本でいう「皇居」と「首相官邸」と「首相公邸」と「国会議事堂」がセットになったようなもののようです。 1年で1度、イスラム教の最大の祝日の一つ「断食明けの休み(イード・ウル・フィトル)」のみ10日ほど一般開放されるらしく、毎年100万人もの観光客が訪れるそうです。 イスラム教の中で、このイード・ウル・フィトルは大きな意味を持つ事を感じさせてくれる良い例かもしれません。
イード休みに向けてセール商戦も活況
バングラデシュでは1年のうちに最も大きい祝日の一つ「断食明けの休み(イード・ウル・フィトル)」に向けて帰省ラッシュと共にセール商戦も活況を帯びてきました。 バングラデシュの大型デパート「ボシュンドラシティ・マーケット」もかなりの混雑らしいです。 実際、別件でボシュンドラシティ・マーケットに訪れる機会があったのですが、あまりの交通渋滞の為普段は規制されていない「ロータリー」部分が規制されとんでもない渋滞になっていました。 結局、デパートに近付く前に退散。 日本では昔ほど祝日に対しての思い入れは弱くなってきていますが、バングラデシュではまだまだ根強いです。 この祝日の為に服を買ったり、プレゼントを用意したりで人々の気持ちも高揚しています。 またそれと比例して、満足にものがそろえられない人による強盗事件や引ったくりなども横行するのがこの時期です。 みなさん注意しつつ、イードの休みを楽しめたら、と考えているようです。
バングラデシュの帰省ラッシュはまだまだ続く
8月17日 昨日木曜日もダッカのバスターミナルは人々の群れで一杯です。
知られざる薬大国、バングラデシュ
日本ではこんなに暑い夏なのに、南アジアのバングラデシュなんてどんなに暑いの? と想像されがちなバングラデシュですが、この時期は雨季に当たり、意外と気温も穏やか。 多分日本よりも涼しいのではないかと思われます。 そこで気をつけたいのが風邪。 夏風邪ではなく、夜が寒い時があるのです。 想像できないですよね? しかし大丈夫。 実はバングラデシュは「薬大国」でもあります。 たぶんそのほとんどがジェネリックだと思われますが、街には「Pharmacy」と掲げた薬屋がいたるところで営業しており、バングラデシュ人の健康を陰で支えています。 まだまだバングラデシュは貧困層が多く、医者に駆け込むより薬でまず対処する、というのが多いようです。 また薬屋もそれを見越して、薬を箱売りでなく「ばら売り」をしてくれるので経済的にも安心です。 日本の厚生労働省の許認可が必要で海外産の薬の輸入はほぼ絶望ですが、薬の効果としては海外では日本以上に「薬」が良く効きます。 これはアメリカやイギリスなどでもそうでした。 日本の薬価はとんでもなく高いレベルにあります。 これが「知的財産権の保護」を理由なのは分かりますが、日本の製薬会社が海外へ進出勝負するときどのような動きを取るのか見ものですね。 知られざる「薬大国」バングラデシュ。 そして1億6000万もの消費マーケット。 もう少し深く入り込み、日本の製薬会社の進出の手助けになるよう情報発信したいと思います・
イードへ向けて大型連休はじまる
8月16日 今日あたりから「断食明けの祝日(イード・ウル・フィトル」を田舎の家族で祝うためダッカを離れる人で混雑しています。