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UAEがバングラデシュへの最大の送金元に浮上したとの事です。
2024年6月25日 バングラデシュ中央銀行の統計によると、バングラデシュは次期会計年度の最初の10カ月間にアラブ首長国連邦から最高額の海外送金を受け取り、サウジアラビアや米国などの伝統的な大国を大きく上回ったとの事です。 2 番目に多いのは英国で、3 位が米国、4 位がサウジアラビアでした。 UAEからの送金額の急増はバングラデシュにとって朗報となりました。 過去2年間、外貨準備危機に揺れる経済に切望されていた潤沢な資金を提供したからです。 しかし専門家らは、密輸された資金がインセンティブを享受し合法化するために送金の形で戻ってくるのかどうかについて疑問を呈しています。 UAEを拠点とする送金業者は2023~24年、7~4月に36億5000万ドルをバングラデシュ向けに送金し、前年同期の受取額24億1000万ドルを52%上回りました。 バングラデシュ中央銀行のデータによると、この期間に送金された出稼ぎ労働者191億1000万ドルのうち、UAEからの流入は19%を占めました。 これは、中東湾岸諸国がバングラデシュ人にとって主要な投資拠点となっている中での出来事ですが、バングラデシュ中央銀行から海外投資の許可を得ている企業はほんの一握りであるため、ベンチャー設立のための資金がどのように動員されたのかはすぐには分かりません。 専門家によると、UAEで最も人口の多い都市であり、ドバイ首長国の首都であるドバイは、現在、世界の富裕層の間で資金を吸い上げるのに人気の目的地の1つだということです。 詳しい記事はこちら
ようやくダッカメトロに乗ってみました。なかなかの激混み具合です。
2024年6月14日 乗ろう乗ろうと考えつつ、なかなか行動範囲になかったため乗れなかった「ダッカメトロ」にようやく乗ってみました。 改めて「ダッカメトロ」を紹介すると、「バングラデシュ史上初となる都市鉄道として首都ダッカの中心街を貫通する鉄道路線」です。 本路線の開業により、過密による交通渋滞や大気汚染が問題となっているダッカ市内では、2時間弱かかる地域を鉄道で35分で移動出来るようになるとされ、中心部の過密を分散させる効果も期待される路線です。 将来的にはダッカ市内を中心に合計6路線が走る予定のようですが、今のところダッカ市内を縦断する「6号線」が9割がた開通しています(現在、ダッカ南部モティジール駅⇔コムラプール駅が建設中)。 今回は、「ダッカ大学→カウランバザール間」に乗ってみました。 ダッカ大学と言えば、バングラデシュ最高学府になります。 現在、学生は通学の便も考え、大学付近に何人かの生徒で同居下宿などするなどして通学していますが、今後ダッカメトロがより便利になると、ミルプール地区など市内でも遠方からの通学も視野に入れられます。 6号線の運賃表を見ると、距離に応じて「最低20タカ~最高100タカ」のようですが、情報によると「冷房付き電車料金には15%の付加価値税を徴収することが決定」となっており、7月1日から「最低23タカ~最高115タカ」となるようです。 さて券売機でのチケット購入ですが、バングラデシュの「折れ曲がった紙幣」で券売機購入ができるか心配でしたが、私の持っている紙幣では幸運にも2回ほどでなんとか吸い込まれていきました。 10年ほど前まで使用されていた旧紙幣だと、かなり汚れていましたので読み取りも困難かと思いますが(昔はホッチキスで紙幣数枚を留めてもいましたので、ホッチキスの穴もしっかり開いてました)、現在流通する紙幣は一昔前に比べだいぶ綺麗になったので、なんとか読み取ってくれるようです。 そして目的地を押しても、なかなか画面が反応しません。 後ろから段々と列が伸びてくるので、ここで若干焦りますが、「切符の購入枚数」を先に選択するのを忘れていたようで進めなかったことに気づきます。 日本でもそうですが、後ろに列ができ始めると焦ってしまいますので、ここで一段の落ち着きは必要です。 切符を購入すると、写真にあるような「カード式切符」となり、「入口改札はゲートをタッチ」「出口改札はカード挿入での回収」となります。 この部分は国ごとに違いますが、さほど迷う所ではありません。 そしてプラットフォームに出ると、10分~12分おき程度に電車はやってまいります。 まだ一路線ですが、この点も非常にありがたい運行間隔です。 そして乗車になりますが、だんだんとこのメトロの周知もできはじめたようで、通勤時間ではない日中にも関わらず「激混み」です。 これは「ダッカ市内の人口」と「運賃の安さ」を考えると当然ですね。 最長距離運賃は100タカと言えど、たとえば今回の「ダッカ大学→カウランバザール間」を「20タカ」で移動できる手段は以前はバスしかありません。 しかしバスに乗っても、到着まで果てしない時間がかかるところ、メトロに乗ればわずか10分も満たない時間です。 これは「混む」のも当然でしょう。 さて、ダッカメトロの「混み具合」もなかなか難敵ですが、次の強敵は「降りるとき」です。 もう想像つくかと思いますが、目的地まで来たはいいもの、ぎゅうぎゅう詰めの中、車内移動も気合を入れないと出入り口まで一苦労です。 そして案の定、目的地駅のドアが開いた瞬間に、「降車が先、乗車は後」などの「暗黙のルール」はまだないので、乗車客が我先にと乗ってきます。 その波に対抗しなくてはなりません。 暑い時にはここにかなりの疲労を伴います。 しかしなんとか降車できると、あっという間の移動が完了です。 まだ市内1路線ですが、このメトロは今後のダッカ市内の移動手段を大きく変えるのは間違いないでしょう。 今後、乗客の方たちの「行列に対するモラル向上」も期待できますし、イスラム圏ならではの「女性専用車両」も出てくると思われます。 日本も大きくかかわるこのプロジェクト、今後も注目してみていきたいと思います。 メトロの詳しい情報はこちら