海外ビジネスの成功の一つは相互信頼性
海外とビジネスをするときの大きなファクターとなるのが「お互いを信頼できるか?」という事です。
実際、これは海外とのビジネスだけでなく国内でのビジネスにも通じる考えですが、こと言葉の通じない海外との取引になると余計に不安な部分でもあります。
日本企業が多く進出する中国市場ですが、現在のような反日的感情を含んだものが一気に爆発してしまうと、これまで培ってきた信頼が一気に壊されてしまい、日本企業も失望したかもしれません。
我々、一般社団法人国際人材交流機構は中国事情にも精通しており、我々自身として中国との交流およびビジネスは展開するものの、中国への日本企業の投資・進出コンサルタントおよびマッチングビジネスを行わなかったのはこういった事情もあり、なかなか簡単にお勧めできなかった部分もあります。
やはり最低でも中国語を理解し、その反日感情の根源にあるもの、いわゆる歴史問題を理解した上で確固たる持論をもち中国人と接しないといけないので、ただ「ビジネスだけ」の為に日本企業と中国企業を結びつけ、お互いに不満を持ったまま仲たがいする所を見たくない部分があります。
たしかに中国の持つ巨大市場は魅力があります。
しかし中小企業の進出時期に関しては最低でも15~20年前に進出すべきであり、もうすでに日本以外の世界中のビジネスのプロがひしめき合う状態の中に抜け行ってはいるには、よほどの企業の武器を持っていないと難しいです。
なんども言いますが、中国は魅力的な市場。
しかしながらビジネスとしての根本はお互いの「信頼性」
中国人に「日本への信頼性が欠ける」とは一言で言い表すのは乱暴ですが、どちらかというと「許す文化」である日本人と、現在の中国の情報網の中で生活している一般中国人の方々にそれを求めるのは難しいと考えております。
断っておきますが中国の中でも「知日派」は存在します。
今回の話はマクロ的な見方での、中国を例に挙げた「海外ビジネスへの取り組み」です。