親日国バングラデシュでのビジネス
日本での知名度とは反比例するようにバングラデシュはかなりの「親日国」です。
特にバングラデシュは日本の日の丸を模倣して国旗を制定したわけではないですが、似通ったデザインというのも親近感を持たせている部分の一つなのかも知れません。
バングラデシュの親日の根本は「日本の経済援助、無償援助」が下地になっている、と言っても過言ではありません。
東西パキスタンの憂鬱な状態からバングラデシュを国家として最初に認めた国の一つである事も大きいですが、現在の世代の中では「ODAでの経済援助や青年海外協力隊での無償の援助」が大きな成果を出しています。
日本では「ODA=悪の根源」「日本自体が借金まみれなのに他国への金銭援助なんて」という声も聞こえますが、ODAでの援助がまるで意味のないものにされている中国などの現状に苦虫を噛んでいる事も理解できます。
しかし日本は様々な国でODAの名のもとに援助を施していまして、多くの国では「多大な感謝」をされています。
バングラデシュはその中の一つ。
新聞には毎日のように「日本」の文字が踊り、「その援助で〇〇ができました」などの情報が報道されます。
現地の人はしっかりと「これは日本の援助でできた構造物だよ」と言う説明もしてくれます。
そのような意識の根付いたバングラデシュ。
ビジネスをするのは「お互いの信頼性が重要」と説いた前回のブログもありますが、バングラデシュ側には日本に対しての「尊敬の念」と「感謝の心」が育っている事がビジネスにとっての大きなプラスになります。