今年の犠牲祭のイード(祝祭)連休は10月27日から。
バングラデシュを含めイスラム社会の最大行事である2つの「イード(祝祭)」
「イード・ウル・フィトル」と「イード・ウル・アズハー」ですが、そのうちの一つ「イード・ウル・アズハー」がバングラデシュでは10月27日から行われる事が決まりました。
「イード・ウル・フィトル」は先日終わったばかり。
いわゆる「断食明けのイード」と呼ばれるもので、1ヵ月にわたる断食月が明けた事を祝っての「イード(祝祭)」です。
今回の「イード(祝祭)は、いわゆる「犠牲祭」
牛や羊などを屠殺し神に捧げるお祭りであり、ここでは「富める者が貧する者に、神に捧げられたた牛や羊を分け与える光景」がそこかしこに見られます。
またこの話は後日する事にして、本日のトップ「ニュース/イベント」で触れたように、「イード(祝祭)」の開始時期は明確なものがありません。
大体の日にちは定義されているものの、最終的な判断はバングラデシュの場合、国営最大のモスクである「バイタル・ムカラム」にあるNational Moon-Sighting Committee、日本的に言うと「月 観察委員会」とでもいいましょうか、その組織が「月の満ち欠け」によって最終決定を下すと言われています。
どのような決定過程かは詳しくは知らないのですが、だいたい決定された日にちの1日~3日くらいで前後するようです。
またバングラデシュ以外のイスラム国でも同じようなNational Moon-Sighting Committeeが存在し、そこで日にちが決まる、だけれどもその日に対しての誤差は1日程度のモノなので、イスラム社会12億人がこの時期は一気に大きな祝祭になります。
この時期はバングラデシュのみならずイスラム各国もお仕事は連休になってしまいますので、ビジネスでイスラム諸国と関連されている企業は、同じようにこのイード時期を気にしております。
また会社経営者は「イード前のボーナス」が慣例になっています。
とにかく今年のイードは10月27日(土)と決定されました。
前日の金曜日もイスラム社会では「集団礼拝の日」としてお休みのところも多いので、連休になります。
ビジネス関係の方はご注意ください。