ビッショ・イステマ
バングラデシュでは、「イスラム教徒にとってメッカ巡礼に次ぐ2番目に大きい巡礼」と言われるビッショ・イステマが始まりました。
この「2番目に大きい」というのがバングラデシュでも良く聞く話ですが、真偽のほどは定かではありません。
しかしどちらにしてもこの時期にバングラデシュの首都、ダッカ郊外にあたるトンギ地区にはウン百万人を数える世界各国からの巡礼者が訪れ、大変なにぎわいを見せます。
トンギ地区はダッカの国際空港の北側に位置しますが、ダッカ空港の南側からすでに大変な人数の巡礼者がトンギ地区に向かっていて、この時期の国際空港へのアクセスは大変時間のかかるものになってしまします。
道路の空いている金曜日には車でわずか20分ほどで到着できる外国人居住区であるグルシャン・ボナニ・バリダラ地区から、この時期の到着時間は「2時間近く」とも言われる事があります。
この時期のダッカ国際空港へのアクセスはかなり計画的に動いた方が良いと思われます。
日本でもたびたび目にする、とんでもない乗客であふれかえった列車。
キャプションでは「インドの通勤列車」という表記もたびたび見ますが、多くはこの時期のダッカ市内の電車かと思われます。
屋根から側面までとんでもない人数の乗客があふれかえり、たびたび「オーッ」という歓声もあがります。
屋根上乗車はバングラデシュでも頻繁に見かけますが、毎日がさすがにこのような電車にへばりついた乗車方法ではないので、乗客も興奮しているのでしょう。
電車もそんなに早く走っていません。
ただ運転手の前方確認は、不明です。
とにかくこのビッショ・イステマ、イスラム教徒ではない日本人にとってはわざわざ人を見に行くような類の行事ですが、交通アクセスとホテル確保だけは多分に狂う時期なのでお気を付け下さい。