バングラデシュ工場の安全経路確保
先日のバングラデシュ・ダッカ北部の「ビル崩壊事故」を契機にして、労働者たちによる「労働環境改善要求」が高まっています。
またいつにもましてメディアでも「労働者の環境」について精力的に取り上げられている感があります。
写真は、当機構のバングラデシュ事務所近くの縫製工場ビル裏側の非常階段
「Death trap(死のトラップ)」とキャプションをつけられてしまうほど貧弱な作りです。
事が起これば、この弱弱しい非常階段に何人もの労働者があふれかえり、非常階段自体がいとも簡単に崩落するのが予想されます。
バングラデシュではまだまだこのような安全性の欠落した設備が多く見受けられます。
メディアや、発注先の絶え間ない安全指導や喚起によってしか改善しないであろうこの状況。
本来なら工場経営者やビルオーナーが取り組むべき課題です。