ラマダン(断食月)も折り返し。バングラデシュは町中で高揚感。
バングラデシュを含め、イスラム各国は現在1か月近くに及ぶ「断食月(ラマダン)」の真っ最中です。
こちらで何度もお話したとおり、日中の飲食をしないだけで、日が暮れたころにはしっかりご飯を食べてらっしゃいます。
実はこの断食月こそ1年間で最も飲食料が多くなったという、皮肉にも聞こえるデータもあるそうです。
さて、その断食月なのですがもともとは「貧しい人たちの苦しい状況を追体験して、彼らに思いをはせよう」という考えなのですが、先ほどの「飲食料の増加」と同じように、実際は1ヵ月にわたる「お祭り騒ぎ」の様相も呈しています。
飲食は憚れるものの、このラマダン明けの最大の祝日である「イード」という祝祭の為に、街では大規模なセール商戦がひかれ、週末ともなるとどこの市場でもかなりの人ごみになります。
イスラム圏では2度のイード(祝祭)があります。
「断食明けのイード」とその2か月後の「犠牲祭のイード」
ここは個人的感想ですが、「断食明けのイード」の方が、町全体の盛り上がりも大きいような感覚を抱いています。
もう断食月も折り返し点を回りました。
街は日本でいう12月の最終週のような高揚感です。