バングラデシュでも人々を悩ませてきたデング熱にワクチンが!?
最近、日本での感染が発覚し、ニュース媒体で名前があがる「デング熱」
バングラデシュでは比較的ポピュラーな感染症であり、現在の日本の情況のように大騒ぎするようなものではなく、「バングラデシュ駐在員なら一度は感染する」と言われる感染症です。
バングラデシュ駐在に慣れた方にとってはさほど脅威ではなく、「命に別状ないからね」で済む方も多いです。
「デング熱に掛からなければ、バングラデシュ駐在員とは言えない」と豪語する方もいらっしゃいます。
たしかに大体は高熱が出て、病院に行き検査をする、その後検査の結果を待っている間に「自然治癒する」という情況のかたが多いのも事実です。
もちろん、感染しないことがもっともよいですが、バングラデシュは国土の多くに河川が多く、また環境も劣悪なため、雨期が終わったころには大量の蚊が発生します。
現在のバングラデシュでは「防ごうにも防ぎようがない」というのが正しいのかもしれません。
さてバングラデシュの国民、また駐在員を悩ませてきたそのデング熱
日本でのニュースに取り上げられることで、バングラデシュに住む人々にも新たな情報が次々ともたらされています。
本日のヤフーニュースでは「フランスの製薬会社で、デング熱に対するワクチンの臨床試験で効果が出た」というものです。
今まで、頭を悩ませてきたデング熱に対してのワクチン、2015年を目途に実用化を目指しているというニュースは、バングラデシュをはじめとするデング熱に悩む地域にとっての朗報です。
もちろん現在の臨床結果はあくまでも初期段階での成果。
これからどうなっていくかは分からない状況です。
しかし、このニュースは本当に朗報。
期待していきたいと思います。