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インド飲み?バングラ飲み? 南アジアのちょっと面白い水分補給方法

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今日は少し肩の力を抜いた話題を。。。

バングラデシュやインドなどの亜熱帯地域、いわゆる南アジア諸国では一日の行動において「水分補給」が重要な行動になります。

日本でも最近では、「毎日〇〇リットルの水分補給が健康増進に」などの記事を多く見かけます。

忙しい日中の行動のなか、ついつい忘れがちになりますが「熱中症対策」として、南アジア諸国を訪問する際には一定量の水分補給は頭に入れておきたいところです。

さてそこでバングラデシュを始め南アジア地域で頻繁に見られる独特なペットボトルでの水分補給の方法があります。

それが写真のような「ペットボトルから口を離し、飲む方法」です。

サッカー選手などはよく休憩中に、これと近い飲み方をしますが、まさにそうですね。

 

この飲み方に関して、日本のインターネット上では「通称:インド飲み」と言われているようですが、ここバングラデシュでも街中で本当によく見られる光景です。

慣れない方が同じような飲み方を試すと、その注ぎ方や角度にそれなりのコツがいるようで、ついつい口の中からあふれたり、ましてや口自体に上手に入っていきません。

 なぜこのような飲み方をするのか?

すでに文化として定着しているので、当地の方たちは何も疑問なく子供のころから行っているので上手いものです。

やはり南アジアでは「水分は貴重なもので、みんなで共有するもの」という考えがある、というのが根本にはありそうです。

しかしこれが例えば缶ジュースのような「一人で十分に飲みきれる量」の類でも、ストローを挿して飲んでいます。

結局、この習慣に慣れてくると「口につけて飲むのがけがらわしい、あまりきれいでない」という考えも片隅にはありそうです。

たしかに街で売られている缶飲料やペットボトルは、日本のように常に清潔なものがあるわけではありません。

缶飲料の口をつけて飲むところには埃などの付着が目立つものもあります。

そういった中で自然とこのような飲み方が定着していったのでしょう。

 

先日、日本人とバングラデシュ人が合同でスポーツをする機会がありました。

その時、汗を流した日本人に対して、一人の現地バングラデシュ人が自分が少し「インド飲み(バングラデシュ人ですが)」した1.5リットルボトルの水を「あなたもどうぞ」と差し出していました。

お互いが母国語しかしゃべれないであろう、ボディランゲージを交えたほほえましい光景です。

大きなペットボトルを差し出された日本人の方は、まだこちらの文化になれていないのでしょう、親切にしてくれた彼に満面の笑みで「ありがとう」と返事を言い、口をつけて飲んでいました。

それを見た、バングラデシュ人の彼の顔は、すこしギョっとした顔を見せていました。

その後、その方は1.5リットルボトルを彼に返しましたが、彼は軽く微笑みながら「どうぞ、どうぞ」と譲っていましたが、その後彼は別の所で水分補給をしていました。

おそらく彼は初めて目にする「文化の違い」に軽い衝撃を受けたのでしょう。

またここで一つ、相互理解が行われたのかもしれません。

この例のように、慣れない日本人が無理して現地の習慣を取り入れる必要はありませんが、現地の方の習慣を理解すると、また新しい発見があるかもしれません。

また気持ちに少し余裕のある方は、同じような飲み方を試してみてはいかがでしょうか?

なんとなく現地の人と一体になった感覚がわかるようになるかも知れませんね。

 

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