バングラデシュ首相は次期予算案に対してインフレをコントロールし緊縮を指示
2024年5月14日
バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は昨日、インフレ抑制のため次年度の予算を縮小編成するよう財務省に指示しました。
シェイク・ハシナ首相は首相公邸にて財務省、バングラデシュ中央銀行、国家歳入委員会(NBR)の当局者らと会談した際、米国や日本のような先進国がインフレ抑制のために政策金利を引き上げていることに言及し、同様のことを提案しました。
またハシナ首相は次期予算編成の際に政府の選挙マニフェストで掲げた公約を優先するよう求め、さまざまな省庁や部門に対する既存の緊縮策の継続を指示しました。
ハシナ首相はまた、国家歳入委員会に対し、納税者に圧力をかけるのではなく税網を拡大し、歳入を増やすためにさまざまな措置を講じるよう指示しました。
彼女は贅沢品の輸入を抑制し、プラスチック製の花などの品目の輸入に不満を表明しました。
またハシナ氏は財務省に対し、社会セーフティネットプログラムの受益者の数を増やすことを検討するよう求めました。
会合関係者によると、財務省当局者らは首相に対し、外貨準備への圧力は緩和され、インフレは12月から低下すると保証したとの事です。
会議では財務省が作成した次期予算に関するプレゼンテーションが行われました。
プレゼンテーションによると、政府は経済の逆風が続くことが予想されるため、支出の逼迫に重点を置き、新予算で79億6,900億タカの支出を計画しているとの事です。
予算案は今年度当初予算より4.6%拡大しました。
次の年次開発プログラム(ADP)の割り当ては、0.76パーセント増の26万5000億タカとなるとの事です。
AHマフムード・アリ財務大臣、ワセカ・アイーシャ・カーン財務副大臣、ハイルザマン・モズムデル財務長官、アブドゥル・ルーフ・タルクデルバングラデシュ銀行総裁、アブ・ヘナ・ムド・ラフマトゥル・ムニームNBR議長が会議に出席しました。
詳しい記事はこちら