バングラデシュ料理と飲料ボルハニ。味覚と想像が混乱を生みます。
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バングラデシュ訪問時にはぜひバングラデシュ料理を楽しんでいただきたいです。
「旅の醍醐味」はいくつもあると思いますが、やはり「食事」というのはなかなか母国に持っていく事が出来ず現地で楽しむに値するものです。
特に「バングラデシュ料理」は日本ではあまりメジャーではないため、滞在時には先入観なくトライして頂きたいです。
数あるバングラデシュ料理の中で、おそらく「必ず食べるだろう」と思われるのが「ビリヤニ」「テハリ」「ポラオ」などの米料理でしょう。
「インド近郊はカレーにご飯じゃなく、ナン」というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、インド自体も国土も大きく、「ナンよりライス」という所も多いです。
特にバングラデシュではそれが顕著で、「お米」というのは、バングラデシュでは様々な調理法でたくさん消費されます。
その代表ともなるのが、上に挙げた「ビリヤニ」「テハリ」「ポラオ」などですが、マニアックな事を言えば、「ビリヤニに入ったホクホクのポテト」はとてもおいしいのでお勧めです。
さて、「ビリヤニ」を食べた後に、すこし「緑がかったラッシー状の飲み物」を出してもらえることも多いと思います。
それを「ラッシー」と思ってゴクリといってしまうと、その「味覚と想像が混乱」してしまうかもしれません。
これは「Borhani(カタカナ表記だとボロハニ、ボルハニなどで通じると思います)」という飲み物です。
ビリヤニ的な米料理は南アジア共通で出てきますが、その「付け合わせドリンク」として出てくるボルハニはどうやらバングラデシュ独特のようです。
甘いわけではなく、「どちらかというとドレッシングのような味」といえば、想像と離れていないのかもしれません。
「本物のドレッシングがぶ飲み」はなかなか辛いと思いますが、ボルハニはれっきとした「飲料」です。
「ビリヤニなどは味が強いから、ボルハニで胃を休めるんだ」が、合言葉のような飲み物です。
構成素材は・・・
- 伝統的なサワーヨーグルト(ドイ)
- グリーンチリ
- マスタードの種
- 黒コショウ
- コリアンダー
- ミント
になるようです。
見て分かるように、日本で一般的に飲まれる「果物系の飲み物」ではないため、頭に混乱が出てきてしまうかもしれません。
しかし仄かに香る「ミント味」が、想像との整合性をわずかに保ちます。
どちらかと言うと、あくまで「胃を休める飲み物」であり、その後はミルクティーを飲んでも良いと思います。
ただ、この「ボルハニ」
バングラデシュではとてもよく見かけるにも関わらず、しかし日本ではほとんど見たことがありません。
こういった「味の体験」は、「お土産として持ち帰れない旅の醍醐味」の一つです。
ぜひ、先入観抜きにチャレンジしてみてください。
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