Category Archives: ブログ
未来はすぐそこに!?
トヨタのブランド「レクサス」のホームページに、突如「ホバーボード」の映像が発表されました。 そう、あの映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」に出てきた、スケートボード型の空中浮遊物体です。 映像を少し見たのですが、映画さながらの姿で、もちろん「水面」も走ります。 これが中小ベンチャー企業の製品発表であれば、最近よくあるCG技術かと思わせますが、今回の発表はレクサス、いわゆるトヨタなわけです。 発表するにはそれなりの自信があったのでしょう。 今回の技術は「永久磁石」を使ったもののようで、磁石と言う事であれば「道路あるいは水面下に何かしらの反発磁石をあらかじめセットしている」という可能性が高いです。 やはりインフラなく、「自力での浮遊」に関しては、まだ壁が高いのかもしれません。 それでも十分に「未来」を感じさせてくれる発表です。 我々が夢見てきた世界、車が空を飛んで、食べ物はワンプッシュで出てくる。 こういった世界は21世紀の象徴のように様々なSF作品やアニメーションに出てきました。 21世紀に入ってすでに15年。 思ったより、進化の速度が遅いような気がしますが、細かい分野では着実に、しっかりとテクノロジーの進歩は続いているんですね。
ラマダン(断食)は苦行か? ラマダン月(断食月)について。
こちらでも何度も寄稿していますが、イスラム教を国教とする国では、1年に一度「ラマダン月」に於いて、「断食」が行われます。 「ラマダン=断食」と勘違いされやすいのですが、「ラマダン=9月(イスラム暦)」という月の名前として捉えるべきものです。 毎年ラマダン月に、イスラム教徒は断食を行います。 「イスラム教=断食」というくらい、イスラム教のイメージには欠かせない行事ですが、それゆえに日本人の多くの方には誤解されている事が多いです。 まず一つ目として「断食=苦行である」というイメージ。 宗教感の薄い日本人では特に、というところですがイスラム教自体が「厳格で厳しい宗教」と捉えられており、すわ「断食も苦行の一つではないか?」と思われる人も多いです。 ここではっきりしておきたいのですが、これについての答えは「ノー」です。 たしかに日中の飲食がはばかられることは、身体的に苦しいことに変わりはありません。 とくにイスラム教信仰の多いほとんどの国は、夏場に断食が行われるため、身体的には厳しいのは確かですが、断食と言うのは宗教的な行事であり、いうなれば「神(アラー)に近づける時期」と捉えられることも多く「Holy Ramadan(神聖な9月)」と言われることも多いです。 この時期は断食の苦しみよりも「神聖なる月」を迎える、として心待ちにしているイスラム教徒が多いのも確かです(その後の断食明けの祝祭『イード』控えている事もあります。) 「断食の苦しさ < 神に近づける神聖さ」という図式です。 1日の断食明けの最初の食事は「イフタール」と呼ばれますが、この時期は毎日のように友人や知人を迎えて各家庭やレストランでイフタールパーティーです。 「断食の月が最も食料消費量が多い」という有名は話もあります。 「毎日がパーティー」と聞くと、ようやく「ラマダン月が苦行でない」というイメージに結びつくかと思いますが、「パーティー=乱痴気騒ぎではない」という事を忘れないようにしてください。 2つ目に「ラマダン時期に日本人はイスラム諸国に出かけられないのではないか?」という事です。 これについても「大丈夫」と言うべき話です。 断食は「病人、妊婦、子供、旅行者」などはしなくても良い、という事になっています。 日本人などは「旅行者」と同様であるため、決してイスラム教徒と同様に断食をしなくてはならない訳ではありません。 イスラム諸国にも一定数の異教徒がいる国も多いため、「同一国民でも断食をしていない」という現象も起こり得ます。 ですので、日本人がこの時期にイスラム諸国に出向き、つらい思いをするわけではありませんが、街のレストランなどは閉まっている事も多いのは事実です。 こうなると「望まぬながら断食している」という情況になってしまいます。 その場合は観光名所や、外国人が訪れやすい場所に向かってください。 そういうところでは「閉めているようで開いている店」が、手招きして呼んでくれます。 もちろん開業が違法ではありません。 大多数が断食中なので、「気を使って閉めている」という感覚の方が合っていると思います。 同様に、手持ちのペットボトルの水などを飲むときは、なるべく隠れて飲んでください。 訪れた国の習慣に「一定のリスペクト(尊敬)」をするべきかと思います。 上記に挙げたように、イスラム教における断食は日本人のイメージとは離れたものがあるかもしれません。 この時期の渡航を避けられる方も多いですが、逆にこの時期にイスラム諸国に訪れて、普段とは違った生活を垣間見るのも醍醐味かもしれません。 ただし、日中にあまり隠れて食事をしていると、イフタールの時間に「イフタールパーティーにお呼ばれ」して、食べきれなくなる事も多いので、ご注意を。。。
バングラデシュのラマダン(断食月)とは?
バングラデシュを含め、イスラム各国では本日18日19日20日前後より2015年の「断食」が始まります。 すでにイスラム教を国教レベルで受け入れている国は中東を初めとしてたくさんありますが、いまから約1ヵ月それらの国は一気に「断食の期間」に入るという事です。 同じイスラム教でも国によって1~2日の前後はあるようで、バングラデシュでは6月19日(金)から始まることに決まりました。 これは本当に直前まで分からないもので、バングラデシュの場合は「National Moon Sighting committee」いわゆる「月を観察する委員会」が、新月を確認し適切な時期を話し合い決定されます。 さて断食なんですが、日本ではよく「ラマダン」と表現されます。 しかし「ラマダン」というのはイスラム暦(ヒジュラ暦)の「9月」という「「月の名前」意味が本来の意味であり、そこに「断食」という宗教的儀式が重なるため、「ラマダン=断食をする月」と捉えた方が適切でしょう。 この時期は世界全てのイスラム教徒が日の出から日没まで飲食を経つのが推奨され、敬虔なイスラム教徒では「唾さえも飲み込まない」という人もいます。 起源や動機に関しては諸説あり、「貧しい人の気持ちを分かるため」や「イスラム教創生期の苦難の追体験」など、人それぞれの解釈があるように思えますが、同時に「そういった習慣だから」という人も多いことは確かです。 この期間は断食に親しんでいない人から見ると「苦難の月」と思われますが、イスラム諸国の中に入ってみるとこの時期は逆に「聖なる期間」という印象の方が強いかもしれません。 「holy Ramadan(聖なるラマダン)」と言われるほど、街には「聖なる活気」が見えます。 毎日、日没後の最初の食事は「イフタール」と呼ばれ、その時間に向けて街のレストランでは屋外に出店を出し、また市場では定番のイフタール料理が並びます。 それを楽しみにしているイスラム教徒はとても多いです。 有名な話ですが「イスラム諸国では断食月の方が食料消費率が高い」という笑い話があるくらい、昼間の断食の反動で、夜間には多くの食べ物が消費されます。 この断食月が終われば、イスラム教徒最大の祝祭である「イード」が始まります。 「断食明けのイード」が盛り上がるのは、分かるような気がします。 さて我々日本人を初めとする非イスラム教徒ですが、この時期のイスラム諸国への訪問は少し気を使ったほうが良いかもしれません。 病人や妊婦、子供や肉体労働者、そして旅行者などは断食を行わなくて良いことになっていますが、街では多くの人が断食を行っています。 食事をする場合も、繁華街では「幕を張っていながら開店している店も多い」のでそれを発見しないといけません。 また暑いからと言って、そとで水を飲むのもあまり感心されないでしょう。 なるべく人目のつかないところで、そのような事は行っていただきたいものです。 「郷に入り手は郷に従え」であるので、イスラム諸国を訪問する際は、彼らの習慣を尊重して行動する事をお勧めします。
バングラデシュにてIT人材を募集するという事。
現在、日本のIT関連企業を中心として「バングラデシュでのIT人材発掘」に旺盛な興味をひかれている現状があります。 当機構も、いくつかの会社でIT人材発掘および募集のサポートをさせて頂きましたが、この傾向は今後も続きそうです。 IT業界と言うと知らない人から聞くと「花形産業」と思われるところが多いですが、実際に現場に降りて行ってみると「IT土方」と一部で偏見的な呼び名で呼ばれるのも分かるような、本当に「耐久力」が必要な仕事になります。 開発などでは、何度も同じことを繰り返してシステムの進捗を確認していかなければいけません。 それは机の上でかなりの時間をかけ、身体の負担も大きいものです。 「花形産業」と夢を見て就職した日本の若者も、その現実を目の当たりにして「離職率」も高くなっている代表的な業界です。 かといってどの企業も指をくわえて現状を見ているだけでは進んでいかない。 そこで「人材豊富なバングラデシュでIT人材を発掘、募集する」という考えに行きつく企業が多いです。 ITというと隣国インドが思い当たる方も多いと思いますが、やはり「人件費」の違いが、バングラデシュに目を向けさせる一つの理由でしょう。 さて、当のバングラデシュでは「Bangladesh University of Engineering and Technology バングラデシュ工科大学:通称BUET)」を初めとした、理系大学では率先して「IT人材育成」を計っています。 現在、バングラデシュでは「世界第二位の縫製大国」とうたっていますが、アパレル業界だけでなくその他の業界の底上げも図っていかなければなりません。 そこでバングラデシュでは政府をあげて「デジタル・バングラデシュ」というスローガンを掲げ、次世代の「ITソフト産業を基幹産業に」と考えています。 実際、どこまでの適応人材がいるかというと、日本を超える人口を持ちながら「絶対数としてはIT人材は決して多くない」というのが現状です。 やはり「日本に比べて、まだまだ『ITすそ野自体』が広くない」というのが現状でしょう。 そうなってくると、やはり日本と同様な「青田買い」にも似た現状が起こってきます。 ここで重要になってくるのが「IT人材を欲しているのは決して日本だけではない」という現実です。 アメリカやそのほかの先進諸国でも同様に「安価なIT人材」と言うのは重宝がられ、また英語話者の多いバングラデシュIT人材であるが故、積極的な人材採用を欧米諸国は行っています。 日本の会社の不利なところは「言葉の壁」と「移民制度」でしょう。 楽天などは「社内英語化」を進めておりますが、時代の最先端をいく「IT業界」であれ、日本の現状は「仕事を英語で行っていく」という現実がまだまだ壁の高いものになってきます。 バングラデシュ人材を採用したところで、コミュニケーションの壁ができてしまい、仕事が円滑に進まないのも問題です。 「日本側が英語で仕事を進めていくか」「バングラデシュ人材に日本語教育を行っていくか」の二者択一を迫られます。 またもう一つですが「移民制度」 例えば、移民制度を持つ欧米系のIT関連企業で仕事を行っていけば、バングラデシュ人材は「ゆくゆく移民の可能性が出てくる」という事を考える人材も多いと思います。 そうなってくると、やはり「日本企業への就職の魅力」というものが薄れていくのも仕方のないことです。 こうみると欧米系に先陣を配した「IT人材発掘市場」ですが、しかしバングラデシュは人材の宝庫でもあることを忘れてはいけません。 現時点でのIT人材の絶対数は、現在のバングラデシュの若者の指向からみても今後かならず伸びを見せていきます。 日本のIT業界に蔓延する人材不足を解消する一つのきっかけが「バングラデシュ」にあるのかもしれません。 当機構はすでにバングラデシュにおけるIT人材募集、発掘実績がございます。 またダッカ当地の「日本語学校」と提携しており、150時間程度の必要時間で「最低限の日本語可能な人材」を育てる事も可能です。 ご興味のある方は是非ご一報いただければ、サポート致します。
バングラデシュ、ダッカ市内での病院の診療手順
あまり想定したくないことですが、バングラデシュに来られて突然の病気、予期しないケガなどが起こることがあります。 その場合、どうしても現地の病院にご厄介になることがありますが、海外の病院はなかなか怖いもの。 ただ避けられない事も多いため、バングラデシュのダッカ地区を例にして現地の病院の診療手順をご説明したいと思います。 まずダッカはバングラデシュの首都ですので、在バングラデシュ大使館には日本人医務官が駐在されています。 しかし在外公館の医務官は、基本的に海外での医療資格など諸所の問題で「医療行為」は禁止されているはずです。 ただ相談には乗って頂いて現地の医療機関の紹介などをしてくれるので、ケースバイケースで相談する事も良いでしょう。 詳しくは在バングラデシュ日本大使館(代表:02-984-0010)に連絡を入れてください。 さて病院に行くとして、やはり気になるのが病院選びかと思われます。 バングラデシュの首都ダッカには、いくつか日本人がある程度のレベルの医療行為を受けることができる病院があります。 総合病院やクリニックがありますので、お住いの地域などケースごとで考慮して訪問ください。 場所は当ホームページのリンクよりご確認ください ここをクリック それではこの中で、総合病院を例に挙げて病院で診療を受けるまでをご説明したいと思います。 まず基本的にバングラデシュの総合病院では「先払い」が原則 日本では「医療費不払い」が問題になっていますが、バングラデシュの総合病院ではそのようなリスクは避けているようです。 下記にプロセスを列挙します。 病院に予約を入れ、予約の取れた日時に病院に赴く。 初診の場合は、受付に行き「Registration(患者登録)」をし、病院カードを発行してもらう。 初診でカードをもらった後、また再診でカードを持っている場合はそのままカードを「受付」に提示し、病院ごとに決められた「Consultancy fee(基本受診料)」を支払う。 基本受診料支払い後、指定された場所で場所で待っていると、日本のように看護師さんから名前を呼ばれ医師による診察。 医師の診察が終わって、さらに「X線検査」「血液検査」「投薬医療」などがある場合は、医師に記入してもらった診療記録をもって、再び「Payment counter(支払い所)」へ。 「Payment counter(支払い所)」に行き診療ごとに決められた金額を支払い、支払いと共に交換されるレシートを持って、各セクションへ赴き治療 診療が終われば帰宅 再診の場合は、病院訪問後に受付に赴き、「再診料」を払うか、治療の場合は「Payment counter(支払い所)」に赴き、レシートを持って、各セクションへ。 基本的に上記のプロセスで診療が行われます。 日本と大きく違うのは「予約」と「診療費先払い」です。 もちろん緊急時の医療には、どこも対応してくれますが、よほどの緊急でない限り待合でかなりの時間待たされるため、緊急の場合を除き病院に電話し症状を伝え、各医師に予約を取ってもらうのがベストです。 もちろん会話には英語が必要ですが、そこまで難しい英語でなくても構いません。 自分自身で、この症状かもしれない、と思われる場合は、あらかじめその病名を英語でメモして電話口でお話をされるのも手でしょう。 さて、時間にルーズなバングラデシュですが、予約時間に遅れると容赦なく後ろに回されますので、日本式にしっかりとした時間で訪問するのをお勧めします。 ただし医師によっては、予約時間に訪問してもかなり待たせる場合もありますので、そこは医師によるでしょう。 またもう一つの特徴としては診療毎に支払いを発生させることで、「診療費不払い」を防止している方法です。 それなりに理にかなったシステムだと思われます。 上記に上げたダッカの総合病院3つにすべて受診しましたが、おおむね同様のプロセスでした。 … more
ダッカ市内の主要レストラン&カフェマップ
ダッカの主要レストランマップ (2015年2月現在) (バングラデシュはレストランの開店・閉店・移転が非常に多いため、情報が遅れる場合もありますが、ご容赦ください)
ダッカ市内の主要病院およびクリニックマップ
ダッカ市内の主要病院およびクリニックの地図をアップしました。(2015年2月現在)
ダッカの主要レストラン& カフェマップ
ダッカの主要レストランマップ (2015年2月現在) (バングラデシュはレストランの開店・閉店・移転が非常に多いため、情報が遅れる場合もありますが、ご容赦ください) 掲載してもらいたい店、リンク希望などはお問い合わせください。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。 2000年の夜明けから数えてあっという間の15年 平成になってからもすでに27年を数えました。 昨年は安倍首相のバングラデシュ訪問と共に、本当に多くの企業が「バングラデシュ」というキーワードを実務的な形でとらえて頂きました。 昨年末よりたくさんのお問い合わせが続いております。 今年もバングラデシュに於ける「もっとも信頼あるビジネスサポート機関」の自負をさらに強固なものとなるよう、さらなる実績を積み上げていこうと考えております。 今年も変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。 一般社団法人 国際人材交流機構 日本本部一同バングラデシュ事務所一同
インド飲み?バングラ飲み? 南アジアのちょっと面白い水分補給方法
今日は少し肩の力を抜いた話題を。。。 バングラデシュやインドなどの亜熱帯地域、いわゆる南アジア諸国では一日の行動において「水分補給」が重要な行動になります。 日本でも最近では、「毎日〇〇リットルの水分補給が健康増進に」などの記事を多く見かけます。 忙しい日中の行動のなか、ついつい忘れがちになりますが「熱中症対策」として、南アジア諸国を訪問する際には一定量の水分補給は頭に入れておきたいところです。 さてそこでバングラデシュを始め南アジア地域で頻繁に見られる独特なペットボトルでの水分補給の方法があります。 それが写真のような「ペットボトルから口を離し、飲む方法」です。 サッカー選手などはよく休憩中に、これと近い飲み方をしますが、まさにそうですね。 この飲み方に関して、日本のインターネット上では「通称:インド飲み」と言われているようですが、ここバングラデシュでも街中で本当によく見られる光景です。 慣れない方が同じような飲み方を試すと、その注ぎ方や角度にそれなりのコツがいるようで、ついつい口の中からあふれたり、ましてや口自体に上手に入っていきません。 なぜこのような飲み方をするのか? すでに文化として定着しているので、当地の方たちは何も疑問なく子供のころから行っているので上手いものです。 やはり南アジアでは「水分は貴重なもので、みんなで共有するもの」という考えがある、というのが根本にはありそうです。 しかしこれが例えば缶ジュースのような「一人で十分に飲みきれる量」の類でも、ストローを挿して飲んでいます。 結局、この習慣に慣れてくると「口につけて飲むのがけがらわしい、あまりきれいでない」という考えも片隅にはありそうです。 たしかに街で売られている缶飲料やペットボトルは、日本のように常に清潔なものがあるわけではありません。 缶飲料の口をつけて飲むところには埃などの付着が目立つものもあります。 そういった中で自然とこのような飲み方が定着していったのでしょう。 先日、日本人とバングラデシュ人が合同でスポーツをする機会がありました。 その時、汗を流した日本人に対して、一人の現地バングラデシュ人が自分が少し「インド飲み(バングラデシュ人ですが)」した1.5リットルボトルの水を「あなたもどうぞ」と差し出していました。 お互いが母国語しかしゃべれないであろう、ボディランゲージを交えたほほえましい光景です。 大きなペットボトルを差し出された日本人の方は、まだこちらの文化になれていないのでしょう、親切にしてくれた彼に満面の笑みで「ありがとう」と返事を言い、口をつけて飲んでいました。 それを見た、バングラデシュ人の彼の顔は、すこしギョっとした顔を見せていました。 その後、その方は1.5リットルボトルを彼に返しましたが、彼は軽く微笑みながら「どうぞ、どうぞ」と譲っていましたが、その後彼は別の所で水分補給をしていました。 おそらく彼は初めて目にする「文化の違い」に軽い衝撃を受けたのでしょう。 またここで一つ、相互理解が行われたのかもしれません。 この例のように、慣れない日本人が無理して現地の習慣を取り入れる必要はありませんが、現地の方の習慣を理解すると、また新しい発見があるかもしれません。 また気持ちに少し余裕のある方は、同じような飲み方を試してみてはいかがでしょうか? なんとなく現地の人と一体になった感覚がわかるようになるかも知れませんね。