バングラデシュでの衣料品・アパレル製品製作のメリット&デメリット
バングラデシュは現在、中国に次いで「世界第二位の縫製大国」になります。
国の基幹産業としての縫製業、アパレル関連事業の取り組みも進んでいます。
なぜバングラデシュがこれほどまでのアパレル大国になったのか、それは単純な話ですが「人件費の安さ」と「縫製インフラの整備」に起因することが多いでしょう。
すでに何年もアパレル・縫製業会をけん引してきた中国は、「人口減少」と「経済発展による人件費の高騰」が向い風となって、製造メリットを失いつつあります。
そこにインドネシアやベトナム、カンボジアなどの新興国が徐々に台頭してきましたが、一歩抜け出した感があるのが「バングラデシュ」です。
- 北海道の2倍にも満たない土地に1億6000万人を超える人口大国
- 慢性的な就業供給不足による、アパレル・縫製業界への就業人口集中
- 平均賃金がネパールに次いでアジア内で下から2番目。
- アジア最低賃金のネパールに比べ、海に面しているため海運輸送による輸送コストメリット
- 日本政府が発展途上国援助のために「特恵関税」を用いており、適切な書類を提出すれば関税がかからない。
- アパレル産業が基幹産業の為、縫製機械や縫製工場、検品機関などの製造インフラが確立済
上記のようなメリットがすでに存在しています。
同時にデメリットも表記しないとフェアではありません。
- 適切な原材料(生地)が現地に無く、輸入に頼る場合も多い。
- 日本語話者が少ないため、パートナー会社への説明に労する。
- 縫製工場だけで4000社以上あるため、どの工場が自社にとって適切であるか見極めにくい。
- 納期を多めに見ないといけない。
などがあります。
デメリットを見ると分かるように、やはり日本企業にとって一番重要な部分は「いかに適切なパートナーを発見するか?」にかかってくると思われます。
私たちは、すでに日本向け衣料品販売会社に何度もバングラデシュ製品を卸し、また注文を重ねて頂いております。
ぜひご相談ください。